■カレー作りにも職人らしさを見せる

 また、TOKIOといえば『鉄腕ダッシュ』(日本テレビ系)だが、長瀬は同番組でも、常人には決してたどり着けない味を生み出そうと、カレー作りに打ち込んでいたのは記憶に新しい。20年2月16日の放送では、脳内イメージの味覚を必死に説明していたが、あまりにも高度すぎてスタッフは終始困惑していた。

「”ショウガの刺激をいろいろなスパイスで紛らわせる必要がある”としたんですが、長瀬は辛味、苦味、甘味、酸味の中間にある“真ん中の部分が空いてる”と苦悩。最終的にリンゴを入れることで第一段階をクリアしたんですが、この際に長瀬はカレーを音楽にたとえて試作品をメンバーに食べさせていました。本当に“芸術肌”という感じの表現でしたよね」(前出の女性誌記者)

 長瀬は「スパイスという音色(おんしょく)みたいなものを、MIXしてデモテープを作った。このデモテープを、口で聴いていただきたい」と、非常にロックなたとえをしていた。この際、「みんな“うまい”の一言で終わるんだよな。苦労した人の気持ちはわからない」と、実にクリエイターらしい発言もしていた。

 少年隊東山紀之は、長瀬の退所について「やりたいことが多分、マグマのようにたまっているんで、これからそれをどうやって爆発させてくれるか。その爆発力を見たいですね」とコメントしていたが、まさに言い得て妙。

 クリエイター魂がマグマのように溜まっている長瀬。今後も、全力でモノづくりに取り組んで欲しいーー。

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