■論争はポジティブに受け止めている

 野田は優勝直後こそネットの反応を「どうなってんだろう」と思ったとしながらも、「こんだけ事が大きくなるとバズってるなって」「こんなにみんな漫才のこと考えてくれてたんだな。あらためて、僕は感動しましたね。正直僕らより考えてます」と、ポジティブな姿勢を示した。

 同時に、村上の「擁護してくれた方も叩かれちゃってるんで、それは申し訳ないと思う」という言葉に野田も「よそに行くなよ」「俺らか小田さんか、どちらかにしてくれ」と、行きすぎた批判にはクギを刺した。

「その後、コンビ結成についての話になったんですが、村上は大学でお笑いサークルで活動後、吉本に挑戦したのに対して、野田は15歳のころからすでにプロとして活動していた。マヂカルラブリーが正式に結成した際、まだ野田は19歳だったそうです。

 これだけ聞くと“若さはアドバンテージになる”とか、“若いけど芸歴が長くてしっかりしている”と思いがちですが、野田本人は“早すぎましたね”“早いと、やっぱね。ズレますよ”と、芸歴の長さについて、まさかの否定的な発言をしたんです。正直、意外でしたね」(前出の専門誌記者)

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