■幻のデビュー作も上映中

 また、三浦さんの初主演映画だがソフト化されておらず、幻の作品となりつつあった『森の学校』が小規模ながら全国各地のTOHOシネマズでリバイバル上映されいている。1月24日には三浦さんの出身地である茨城県土浦市の『土浦セントラルシネマズ』にて、当時小学生の三浦さんの才能を見出した西垣吉春監督の舞台あいさつが予定されている。

「上映館数もそこまで多くないうえ、緊急事態宣言の中での公開になりました。映画館は休業ではなく時短営業ではありますが、以前のように気軽には行けない。できることなら、DVD化やネット配信もしてほしい、とする地方のファンも多いです。ただ、それでも上映に踏み切ってくれた関係者には感謝しかありません」(前出の映画ライター)

 こうした各作品の話題が出るなか、映画版の『太陽の子』のみ、唯一具体的な続報が出ていない。「21年公開予定」とされているだけで、公開日時はいまだに発表されていないのである。

「『太陽の子』は20年8月15日、終戦記念日にスペシャルドラマとしてNHKで放送されています。第二次世界大戦下の日本で原子爆弾の開発に携わった科学者の苦悩と青春を史実をもとにフィクションとして描いた群像劇作品で、主演は柳楽優弥。三浦さんは原子物理学を志す柳楽の弟役で、肺の療養のために一時帰還してくる陸軍下士官の役でした」(前同)

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