■シーズン1でもヒロインがブレイクした

「シーズン1の時点で、ネット配信だからこその過激でフルオープンな演出が話題を呼び、ふつうの作品とは一味違う濡れ場に全力で立ち向かう女優も非常に評価されました。特に、ヒロインの恵美を演じた森田望智(24)は、これを機にブレイクしましたよね」(前出の女性誌記者)

 森田は「教養のある女子大生から性の開拓者へ変貌を遂げた女性」という役どころを演じた。ホラ貝を吹いたり、ワキ毛を思い切り見せるという強烈なキャラを演じるにあたり、森田はオーディションでもワキ毛をペンで描いて挑んだという。その演技が高く評価され、19年10月に開催された『釜山国際映画祭』で新設された「アジアコンテンツアワード」では「最優秀新人賞」を受賞している。

 20年3月2日号の『週刊女性』(主婦と生活社)のインタビューで森田は、

「受かりたいとか、印象に残したいからということではないです。違うオーディションで(事前にもらった)台本にお弁当を作ってあげるシーンがあったときは、実際に作っていきました。それと同じで、わき毛とあったので“ないから描いていかなくちゃ”くらいの気持ちでした。自分がやれることは全部やって後悔なくできたと思えるためにやったら、大きな役に受かったという感じです」

 と振り返っている。

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