■日本人にも前例はある

「音楽ライターの渡辺志保さんが19年3月に『MUSIC GARAGE:ROOM101』(bayfm)で語った話によると、アメリカでは“マジソンスクエアガーデンを埋めちゃうぐらいの人気がある”“Netflixは1本20憶円相当のギャラを支払った”としたほか、日本来日公演では“日本だとあんまり知名度は高いとは言えませんから、まあまあ大丈夫でしょうと思ってちょっとね余裕ぶっこいてたら、本当に瞬時にソールドアウトしまして”としています」(前出のライター)

 日本人にも、「スタンダップコメディで初めて成功した東洋人スター」として、アメリカではTAMAYO(40)というコメディエンヌが、90年代中頃にアメリカを席巻した。彼女は21歳で渡米し、夢を掴んでいる。ホイットニー・ヒューストンやマイク・タイソンもファンだったと、自著で明かしている。

「松陰寺も、そうしたスタンダップコメディアンも視野に入れているのではないでしょうか。松陰寺は『ロンハー』で“直接的な表現にならないように、すごい分厚いオブラートに乗せて、漫才として届けているので、みんな気付かずに笑ってますけど”と話していましたが、実はかなりストレートに話していますよ」(前同)

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