■ギャラ配分「10:0」を譲らず

 これほどまでに、2人の現在のステージが違っているのはなぜなのだろうか。バラエティ番組を中心に仕事をする放送作家は話す。

「中田さんは基本的に、悪い言葉で言うと“ケンカ腰”で、自分が正しいと思った行動や考えは曲げず、押し通す傾向にあります。また、相手を論破したいという思いが強いのかもしれません」

 中田といえば、2017年に吉本芸人のトップとして君臨するダウンタウン松本人志(57)への“批判”を展開し、事務所の上層部から謝罪するようにうながされたものの「僕の意思としては謝らない。僕も覚悟を持ってやっていますので」と、謝罪することはなかった。

「最終的に事務所から独立が明らかになったのは2020年12月末ですが、吉本との話し合いは1年ほど前に始まったといいます。

 中田さんは2017年頃から主戦場をテレビから徐々にネットにシフトしてきました。現在は主にYouTuberとしての活動がメインですが、自身のYouTubeチャンネルの活動においては、吉本のマネージメントは動いていませんし、自分で企画立案をしている。それ以外のネットを中心にした活動も基本的には独自に動いていた。そのため、吉本との話し合いの中で、“吉本さんの手を借りてはいないじゃないですか”という言い分で、ギャラは“(中田)10:(吉本興業)0でやらしてほしい”と交渉していたといいます」(前同)

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