■「全国には1500種類も『お取り寄せ餃子』があるんです」

――なるほど。確かに中国は水餃子、蒸餃子が主流なのに、なんで日本は「焼き」なのか。あまり知られていないですね。そのあたりの事情は「一般社団法人焼き餃子協会」の代表理事を務めている小野寺力さんにも聞いてみましょう。

餃子を熱く語る蜂須賀敬明さん(左)と小野寺力さん

小野寺 餃子といえば、多くの人が宇都宮か浜松を必ず挙げますが、他にもいっぱい美味しい餃子があるんですよ。全国チェーンの「餃子の王将」の発祥は京都ですし、昨年の上半期には宮崎県が餃子の消費量日本一になっています。実は私は昨年3月に放映されたテレビ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)のお取り寄せ餃子特集に出演させていただきました。番組の影響力は大きく、外出があまりできないコロナ禍の状況とあいまって、「お取り寄せ餃子」の需要はますます高まったんです。ところで、蜂須賀さんはお取り寄せ餃子って、全国でどれくらいの銘柄があるか知っていますか?

蜂須賀 100~200種類くらいですか?

小野寺 実は1500種類くらいあります。しかも、昨年からのコロナ禍の影響でどんどん増えているんですよ。

――そんなにあるんですか。小野寺さんはどれくらい食べられたんですか?

小野寺 1000くらいじゃないかと。

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