■最年長デビューのSnow Manは大成功

 滝沢氏は2018年をもって芸能界を引退し、2019年にはJr.の育成やプロデュースを手掛ける「ジャニーズアイランド」の社長に就任。2020年9月からはジャニーズ事務所本体の副社長にも就任している。

「滝沢氏は“Jr.の待遇を改善したい”という思いも持って、裏方に回ったとされています。彼が完全に裏方に回ってからはJr.にも注目が集まっていますよね。また、昨年1月にデビューしたSnow ManはJr.時代、人気も実力もあったものの、なかなかデビューの機会が得られなかった。

 そんなSnow Manの才能を見出し、副社長に就任する前後から猛プッシュしていたのが滝沢氏でした。一部では“ゴリ押し”という声もありますが、滝沢氏の営業努力が功を奏し、グループは一躍スターダムへとのし上がることがきできました」(前出の芸能プロ関係者)

 2020年1月にデビューしたSnow Manの平均年齢は24.7歳、同時デビューのSixTONESの平均年齢も23.8歳。2012年デビューのA.B.C-Zの23.6歳を上回る最年長記録だった。

「2グループの1stシングルは最速でミリオンを達成。Snow Manは、メンバーの宮舘涼太(27)のコロナ感染の影響で辞退となりましたが、2グループともデビュー1年目にして『NHK紅白歌合戦』の出場も決めました。

 ある程度年齢を重ねたグループであっても、マネジメントやプロデュース次第でスターになる可能性を秘めていることを滝沢氏は実証したわけです。そのため、ジャニー氏の遺志を引き継いでJr.の育成に尽力してきた滝沢氏にしてみたら『22歳定年制』の導入は、本意ではない可能性も高いでしょうね」(前同)

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