森七菜『天気の子』「オロナミンC」CM『エール』ほか、さまざまな表現を可能にする「命のかたまり」の人の画像
森七菜

テレビの中の女たちvol.42森七菜

「命のかたまり、のような人です」

 アニメーション監督、新海誠はそう評する。自身が監督した映画『天気の子』でヒロインの声優を務めた、森七菜について尋ねられたときのコメントだ。

「よく泣くし、よく笑うし、話すときは心から楽しそうだし、すごく美味しそうに食べるし、理由もなく突然走り出したりするし。森七菜として生きていることを、本人も世界も心から喜んでいるのだと思います」(『A-Studio+』TBS系、2020年12月18日)

 彼女のデビューは2016年、中学3年生のとき。地元・大分の海鮮焼き店で家族と食事をしているところを、偶然居合わせた事務所のマネージャーにスカウトされたらしい。その2週間後には、行定勲が監督するウェブCMのオーディションに合格し芸能界デビュー。2019年には映画『最初の晩餐』、ドラマ『3年A組』(日本テレビ系)、そして『天気の子』などに出演し注目を集める。

 さらに、2020年はNHK連続テレビ小説エール』でヒロインの妹役を演じ、『この恋あたためますか』(TBS系)でドラマ初主演を務めるなど、彼女にとってさらに飛躍の年となった。

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