アイドルとして順調なキャリアを歩んでいくなかで齋藤は俳優業の活動も目立ち始める。2016年にドラマ『少女のみる夢』(テレビ朝日系)で星野みなみととみにW主演を果たし、2018年10月には映画『あの頃、君を追いかけた』ではヒロインとして好演を見せると、2020年放送のドラマ『映像研には手を出すな!』で齋藤とは正反対の役回りを演じきり、アイドルからは逸脱した俳優としての表現にも磨きをかけている。

 乃木坂46に加入した当初は末っ子ということもありグループを引っ張るというイメージはなかったが、現在では3期生、4期生の加入で年下メンバーも加入したことで、内向的だった齋藤が先輩として後輩をフォローする場面も多く見られ、パフォーマンス面だけではなく精神面での成長も垣間見られる。当人にとっては大きな重荷になってしまうかもれないが、今後の乃木坂46の道筋を作っていくのは間違いなく彼女だということを再確認させられた。

そして、乃木坂46のトップランナーに上り詰めた齋藤は、乃木坂46の海外展開には欠かせない重要な役割を期待されることになる。

(文=川崎龍也)

 

アイドルセンター論

あわせて読む:
・白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未…乃木坂46主要メンバーが勢揃いした2015年『花燃ゆ』「アイドル出演重要大河ドラマ6」
・松田聖子、浅香唯、田中麗奈、深田恭子、二階堂ふみ…各世代のトップアイドルが共演した2012年『平清盛』「アイドル出演重要大河ドラマ5」
・乃木坂46山下美月の2021年は「仕事の内容や向き合い方についての方向転換」の運気で初センターはどうなる!?
・乃木坂46堀未央奈「異彩ともいえる存在感」「独特な感性」が乃木坂46にとって欠かせないものに【アイドルセンター論】
・納言にファッサマ、櫻井翔&松本潤は電子「プハ~」!“ガチ”タバコ芸能人!<2020年衝撃プレイバック>

  1. 1
  2. 2
  3. 3