■痛恨の判断ミスと勘違い

『バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅』は2019年11月にスタートした。番組が指定したチェックポイントでミッションをクリアし、ゴールを目指す企画で、太川率いるバスチームと、女優の村井美樹(41)率いる鉄道チームが激突し、昨年末までの6回の対決で、戦績は3勝3敗のタイとなっていた。

 そして、勝てば村井に勝ち越せる運命の12月30日の放送。この日の視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ・世帯)と、年末で強いライバル番組がひしめくなか高視聴率を獲得。高い注目を集める中で勝負は繰り広げられた。

「12月30日の放送回は、京都府の仁和寺から兵庫県の姫路城を目指すというルートで、その途中に決められたチェックポイントを通り、そこで出されるミッションをこなしていくというものでした。

 開始早々、太川には“焦り”を感じました。勝ち越したい気持ちが強くなりすぎたのか、太川は、自身の判断で最初のチェックポイントである兵庫県三田の永沢寺に行くまでの間でタクシー代をほぼ使い切ってしまったんです。しかも、永沢寺でバスの待ち時間があったため、タクシーでのショートカットがほぼ無駄になってしまった。

 さらに、第2チェックポイントである有馬温泉・兵衛向陽閣に向かう最中、太川は岡場駅で時刻表の写し間違いをしてしまい、翌日の進路に大きな影響を及ぼしてしまいました。また、第4チェックポイントの明勝寺のミッションクリア後にも、バスの発車時刻を太川が勘違いして乗り遅れるトラブルもあったんです」(前出のテレビ誌ライター)

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