■ダンカン感動の六甲おろし!
熱狂的な虎党であるダンカン氏は、甲子園での一幕が忘れられないという。
「01年8月29日の巨人戦で、広澤克実さんが決勝打を放ったんです。ファンとの公約で“次にサヨナラ打を打ったら六甲おろしを歌う”と言っていて、その日はサヨナラではなかったんですが、お立ち台に上った広澤選手が〈さあ、みなさん一緒に歌いましょう〉ってね。あの六甲おろしの大合唱は、感動したね……」
常に厳しい勝負の世界に身を置く選手たち。松村さんは、王氏の次の言葉こそ至言だと話す。
〈努力したのに結果が出なかったというのは、努力が足りなかったということ〉
なんとも厳しい言葉だ。
「僕も芸人として王さんのこの言葉は身にしみますね。2021年は、この言葉を一年のテーマにしていこうと思います」(松村氏)
ただ、松村さんは王氏の〈モリモリ食べれば、なれるよ〉も捨て難いと話す。
「ボンカレーのCMで、子どもたちに“どうすれば王さんみたいになれるの?”と聞かれた王さんのセリフです。今年一年のテーマなら、こっちのほうがやれる自信ありますかね(笑)」
勝負師たちの言葉は、どれも心に突き刺さる――。