──求められるハードルがどんどん上がっていったんですね。
若林さん的に最初からそうしようとは思ってなかったみたいですが、私に投げたら返ってくると思ってくれたみたいで。そこから春日さんのお腹にパンチをしたり、官能小説を音読したり、ペットボトルを口に入れてみたり……。あの経験があるから今の私があるんですけど(笑)。
──当時、そういった無茶ぶりはイヤじゃなかったんですか?
ほとんどイヤなものばかりでしたよ(笑)。若林さんからのフリは「え、これ本当にやっていいの?」って思うようなものがすごく多かったんですよ。でも私がそこで大事にしていたのは、この一流の2人と番組をやるということは、私も同じ空気感にならないとダメだということ。そうじゃないと申し訳ないですから。だから、一歩引くんじゃなくて2人と同じところに立とう思って、毎回収録に臨んでました。
──女子アナとしてではなく、バラエティタレントとして同じ番組に出ていたということですか。
完全に女子アナじゃなかったですね。毎回、無茶ブリが来て戸惑いはあったけど、「オードリーの2人と同じところに立ってやらないと」という気持ちが強すぎて、その戸惑いをかき消しちゃうんですよ。
(取材・文 舩山貴之)
PROFILE
いちのせ ひとみ
1984年12月25日生まれ、新潟県出身。横浜国立大学経済学部卒業後、新潟総合テレビ、中京テレビでの局アナを経てフリー。
フリーアナ市野瀬瞳 独占告白
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