■『俺の家の話』は楽しいだけのドラマではない
寿一の家族は、父親・寿三郎役の西田のほか、姉で進学塾の講師の長田舞を江口のりこ(40)、弟で弁護士の踊介を永山絢斗(31)、幼い頃は寿一の遊び仲間で、寿三郎の芸養子となった寿限無を桐谷健太(40)。また、舞の夫をロバートの秋山竜次(42)が演じており、くせのあるキャラ揃い。
芸達者な俳優たちの丁々発止のやりとりを楽しめるコメディだが、父親の入浴補助やおむつ交換など、寿一が初めての介護にとまどったり、寿一の小学5年の息子・秀生(羽村仁成/13)が学習障害と診断され、学校になじめていないなど、現代社会のリアルな問題も織り込まれ、新しい形のホームドラマになりそうだ。
視聴者は「さすが良くできているドラマですねぇ。あらためて長瀬智也さんは役者として唯一無二ですよっ! こんな演技できる人いないですっ」「本当にクドカンさんは、長瀬くんの良さを存分に出すだけでなく、新たな魅力を何倍にも引き出してくれる。すてきな俳優陣に囲まれ、さらに面白くなりそう」などと、長瀬の演技を称賛しつつ、今後の展開に期待を膨らませていた。
その一方で、このドラマが長瀬最後の作品になるかもしれないため、切なくなってしまうという人も。「これが退所前の最後の大きな仕事になるのかな」「長瀬くん、ほんとに表舞台からいなくなるの? もったいなさすぎる」「長瀬智也の50、60、70代での演技がみたくなった。裏方にまわらないでほしい」などと、今後も役者として活躍する長瀬を見たいという声が多く寄せられていた。
長瀬の退所後について、ジャニーズ事務所は「長年にわたって培ってきた表現者としてのクリエイティビティーを活かし、他事務所に属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていくことになりました」と発表している。仕事内容の詳細は不明だが、本作の演技を見ていると、時をおいて再び表舞台に戻ってきてほしいという思いが強くなるのだが……。