■内藤剛志&井ノ原快彦主演ドラマの猛追
2020年10月にスタートした『相棒 season19』は、初回の世帯視聴率17.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切ったものの、11月25日には12.3%、12月には2度も12%台を記録している。
「他のドラマであれば12%という数字はまったく問題ない合格点の数字。ただ、『相棒』は視聴率17~18%は当たり前で、ときには20%を超えることもあったモンスタードラマ。
それが、ここ最近は、内藤剛志(65)主演の『警視庁・捜査一課長』シリーズやV6の井ノ原快彦(44)主演の『特捜9』シリーズとそれほど変わらない数字なんです」(前出の夕刊紙デスク)
2020年4月クールに放送された内藤主演の『捜査一課長 season4』の平均世帯視聴率は13.1%。同クール放送の井ノ原主演の『特捜9』の平均世帯視聴率も13.9%と高水準をマークした。
「とんでもない視聴率をたたき出していた『相棒』の数字が徐々に右肩下がりになる一方、『捜査一課長』と『特捜9』の数字は安定していて、徐々にですが右肩上がりになっているんです。特に『捜査一課長』はシリーズスタート時は1桁台が当たり前でしたが、現在では『相棒』に比肩するほどの視聴率をとるほどになっている。
これまで“テレビ朝日の刑事ドラマといえば『相棒』”で、『相棒』が好調だったからこそ、水谷はドラマの人事権を握るなど、テレビ朝日で“絶対権力者”として君臨してきましたが、数字が落ちれば大きな顔はできなくなりますし、水谷自身もそれは理解しているでしょう」(前同)