■高額ギャラ以外にも問題点

 同じく、77歳と高齢の関口宏がMCを務める『サンデーモーニング』(TBS系)でも、関口の降板説が一部メディアで報じられた。芸能ライターの三橋りの氏は、高額ギャラ以外にも問題点を指摘する。

「たびたび世間から非難を浴びる“老害発言”を連発。先日も同番組では桑田真澄コーチの巨人入閣に関するニュースで、張本勲が同コーチの指導理論に対し、“喝”を入れたことが物議を醸しました。最初、張本は桑田を褒めていたのに、関口が原監督の話題などを出したことで、急に火がついた感じでした」

 また、大物の降板にはスポンサーの意向も。

「スポンサー企業が今、求めているのはシルバー層が見ている番組ではなく、購買意欲のあるとされるコア層、13〜49歳までがターゲットの番組です。さらに、ネガティブな話題ばかりのコロナ禍では、教育系の小難しい番組もウケない。そういう意味で、池上彰(70)も出番が減る可能性があります。『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)も、いつ終了になってもおかしくないでしょう」(テレビ局関係者)

 それどころか――、前出の三橋氏がこう話す。

「1月中旬、ツイッターでは“池上彰のニュースうそだったのか”というハッシュタグが大盛り上がり。若者を中心に、池上さん離れが進んでいる印象です」

 どうしてか、信頼も失いつつあるというのだ。

 また、消えるといえば、3月末で『スッキリ』(日本テレビ系)を卒業する近藤春菜(37)も忘れてはいけない。

「卒業というよりは実質的な肩叩きですよ。当初よりサブMCとしての実力も疑わしかったですから。コメントも当たりさわりのないものばかりでしたし……」(芸能記者)

 そんな辛辣な意見があるうえ、近藤は吉本興業の闇営業問題発覚時(2019年)に会社の対応を批判した同番組のMC・加藤浩次に同調したことで、事務所との関係にも変化が生じたのではと噂される。

「この事件以後、近藤は加藤と同様、吉本との契約形態を専属エージェント契約に変更しています。同契約は専属マネジメント契約と違って、タレント個人でマネジメントをしたり、スケジュール管理なども自身でやる必要があります。今回はコロナ禍でより一層、経費を削減したいテレビ局の思惑があったんでしょうが、事務所は守ってくれませんからね」(前同)

 今後の近藤の巻き返しはあるのか。見守ろう。

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