■菅田将暉の感性を師範も絶賛
すると、有村は「“いろんな色がある”っていうことを言ってくれて、やっぱ1か月半、一緒に撮影した甲斐があったなって」と照れ笑い。大薗先生は「見る人によって、いろんな見方ができてカッコいいと思いました。2面性があるアーティスティックな作品」だと絶賛した。
一方、有村は「こうありたいなと思っている自分」というタイトルで花を生け、意味を問われると、横に広がった赤い花器は“身を委ねる”、横たえた流木は“ちゃんとした土台”、立てた流木は“1本の軸がある”というイメージだと説明。「それだけだと、おカタい人になるから、黄色い(花は)おだやかな、平和でいたいなっていう(イメージ)」と続けた。
菅田が「ほら、2人以上いるんだよ」と、自身の推測が当たったと指摘すると、さらに有村は、開花前の花を生けたことについて「奥底には、ちょっとまだ未熟な自分がいるっていう」と説明。菅田は「咲いてる花をそんなに使ってないじゃない。“こうなりたい”がそこなんだ。スゴい、カッコいいな」と驚いていた。
演技力だけでなく、音楽や映像、ファッションなど、多彩なジャンルの表現者として、才能を発揮している菅田だが、生け花のセンスも人並み外れているようだ。