■株式会社TOKIOの軸は『鉄腕ダッシュ』

 TOKIOデビューの翌年、1995年にスタートした『鉄腕ダッシュ』。以来26年の間で、『DASH村』や『0円食堂』など、さまざまな名企画が生まれ、この番組によりTOKIOは老若男女を問わない人気を誇る、唯一無二のジャニーズグループになったと言っても過言ではない。

 しかし、ここ最近は視聴率が低迷。2020年12月20日の放送では平均視聴率が9.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と1桁台を記録。1月1日の特番『ザ!鉄腕!元日!DASH!!』は10.3%と、過去10年放送されてきた元日の『鉄腕ダッシュ』では最低の視聴率を記録してしまった。

「12月20日は、同時間帯に『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)、『鬼滅の刃(柱合会議・蝶屋敷編)』(フジテレビ系)が放送されていたこともあり、1桁台になってしまったのでしょう。現在も他の番組に比べればそれほど数字が悪いとは言えませんが、全盛期の勢いはありません」(前出の制作会社関係者)

 2018年5月、『鉄腕ダッシュ』の中心的存在だった山口達也(49)が不祥事を起こしてグループを脱退して以降、番組のパワーダウンが懸念されてきた。

「さらに、今年の3月末をもって長瀬がジャニーズ事務所を退所します。長瀬はTOKIOでも最も人気の高いメンバーです。彼の離脱で、さらなるパワーダウンは必至。そんな中、城島茂(50)、国分、松岡の3人も4月からは『株式会社TOKIO』を設立し、ジャニーズ事務所から社内独立します。

『株式会社TOKIO』の事業は『鉄腕ダッシュ』を軸にしたものですが、その軸となる番組が存続の危機に直面しているというのは、非常にマズいですよね」(前同)

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