■西野による“LINEさらし”を問題視

 西野は、外部スタッフの方が映画のために動いているのに、吉本のマネージャーが他人事な感じでLINEを返したことに激怒。「オメーの会社の作品を売るために奔走してくれてるんだよ!」という自身の怒りの書き込みや、一連のグループLINEのやりとり、そしてマネージャーを含め名前も晒している。

 西野の言い分はもっともなのだろうが、吉本サイドは、この内部のやりとりを公に公開したことを強く問題視しているという。

「吉本をはじめ、今、各芸能プロダクションはかなり厳格にコンプライアンス違反に対応してます。西野が、ツイッターにマネージャーとのLINEのやりとりをさらしたのは、マネージャーに圧力をかけているとも言えますよね。しかも実名まで晒している。これは“パワハラにあたるのではないか”という声が出ているということですね」(前出の民放キー局関係者)

 西野が退社をほのめかしたり、LINEのやりとりをさらしたのは映画『えんとつ町のプペル』を宣伝するのための炎上商法なのではないか、という見方もある。

「もしかしたら、西野としてみたら多少はそういう思惑もあったのかもしれませんね。ただ、会社としては相当深刻にとらえているようです。吉本所属のタレントでは、エージェント契約となった友近(47)がマネージャーにたび重なるパワハラを働いていたという疑惑が報じられたほか、闇営業問題で会社が揺れに揺れたことも記憶に新しいですが、以降、より厳しいコンプライアンス遵守を徹底しているといいますからね。

 吉本内部には、西野から折れてこないのであれば“全然退社してもらってもいい”という意向を持っている人もいるようです。それほど、今回の行為は許されることではないという考えがあるのでしょう」(前同)

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