■活動休止から数か月で大野を稼働させるのは酷

 菅首相による東京五輪の強行開催――。

 芸能プロ関係者は「これで、の5人が“東京五輪で再集結する”というのが、難しくなったのではないでしょうか」と言う。

 嵐の5人は2019年5月に「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任し、NHKの『2020スタジアム』などの五輪開催に向けた番組にも出演してきた。

 前出の芸能プロ関係者は続ける。

「今年、開催されるのではなく、現実的にできるかどうかは置いておいて、延期となったほうが、嵐は再集結しやすかったでしょうね。嵐はつい1か月前、2020年末をもって、ようやく活動休止に入ったわけです。特に芸能活動に心身ともに疲弊していて、今年から完全活動休止に入ったリーダーの大野智(40)は、2019年1月の活動休止発表会見から2020年末まで走り切り、完全燃焼したところでしょう。

 大野以外の櫻井翔(39)、相葉雅紀(38)、二宮和也(37)、松本潤(37)も、グループが活動休止に入って心機一転、リセットしてソロでの仕事に取り組んでいます。先日、松本が、2023年放送のNHK大河ドラマどうする家康』に主演することが発表された際、“嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません”とコメントしていましたが、彼の中でも昨年の大晦日で大きなリセットが押されたのがよく分かりますよね。

 そういった状況で、今からわずか半年後、打ち合わせなど考えれば数か月後に、“再集結を”と言われても心情的にも厳しいのではないでしょうか。大野に関しては、体調面も含め、彼に合流を強制することはあまりに酷。彼は10年以上に渡り、“芸能活動を辞めたい”と考えていたわけですからね。そして嵐のメンバーたちは常々、“5人で再開”と言っています。1人でも反対するならやらない、というルールもあるといい、大野が不参加なら、彼以外の4人で集まることも絶対にないでしょう。

 菅首相が、政権を維持していくためだけに2021年に五輪開催を強行することで、嵐がオリンピックの舞台で再集結することはなくなりそうですね……」

 菅政権のエゴで、嵐の再集結は幻になってしまうのだろうか――。

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