■安住紳一郎アナのように居続けてほしい

 芸能プロ関係者は話す。

「桝アナは早朝の生放送に出演し、午後の収録にも参加するという働き方でした。『ZIP!』終了後に一度、帰宅して再び出社し、午後の番組収録に臨むこともあり、彼自身が番組で“勤務体系はメチャクチャ”と漏らしたこともありましたね。すぐに“勤務体系はとてもフレキシブル”と言い直していたのが桝アナらしいですが。

『ZIP!』からの卒業は、そんなサイクルから解放するという目的もあったといいます。また、桝アナは人気アナウンサーですから、日本テレビを退社してフリーになっても引っ張りだこでしょう。日本テレビとしては、桝アナを外部に流出させたくない、という意思もあるでしょうね」

 日本テレビのアナウンサーとして絶大な人気を誇った羽鳥慎一(49)は、2011年に局を退社し、テレビ朝日系の朝の情報番組『情報満載ライブショー モーニングバード!』を経て、現在も『羽鳥慎一モーニングショー』に出演中だ。

「『モーニングショー』は、同時間帯の世帯視聴率で長年トップをキープしていますし、日本テレビの『スッキリ』がずっと勝てないライバル番組でもあります。日本テレビとしてみたら、元社員が強力なライバルになってしまったわけです。

 また、日本テレビの番組に出演してもらうときには、高いギャラを払わなければなりません。羽鳥さんだとゴールデンのMCだと1本100万円以上はするでしょう。テレビ離れとコロナ不況で、民放の王者・日本テレビといえども制作費の余裕はない。桝アナには羽鳥さんのようにフリーになってほしくない、TBSの安住紳一郎アナ(47)のようにずっと局にいてほしい、という思いは、間違いなくあるでしょう」(前同)

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