■「本当のリニューアルにならない」

 前出の制作会社関係者は続ける。

「今回、『とくダネ!』を終わらせ、『めざまし8』が始まる最大の理由は、もうすぐ放送開始30年になる、フジテレビの『めざましテレビ』の“ブランド力”にあやかりたいからだといいます」

 30年の歴史を誇る『めざましテレビ』には強力なブランド力があり、番組名に“めざまし”とつければ、フジテレビの営業担当もスポンサー企業に広告枠を売っていきやすいという。

「だからこそ、これまで『めざましテレビ』でMCを務めてきた永島アナが『めざまし8』に異動するのでしょう。また、ディレクターも今、『めざましテレビ』を制作している人を連れてくるそうです。ただ、最終的な番組の責任をとるプロデューサーは『とくダネ!』から変わらない。

『とくダネ!』は、裏番組の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)や『スッキリ』(日本テレビ系)に後塵を拝し、視聴率争いで負け続けたために終了が決まったというのも間違いない。その番組のプロデューサーが責任をとることなく、新番組でも同じポジションに就くことに、局内部でも“本当のリニューアルにはならないのでは?”“また失敗するだけでは”“次の人のチャンスがない”といった声も上がっているようです」(前同)

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