■テレビに対するトラウマ、不信感

 オリラジは2004年、吉本興業の養成所・NSC在学中に『M-1グランプリ』準決勝に進出し、「武勇伝」ネタで大ブレイク。

 デビュー直後からテレビ、ラジオに引っ張りだこで、デビュー3年にして冠番組を含むレギュラー番組は10本。しかし、当時は実力が伴っていなかったためか瞬く間に番組は終了してしまった。

「番組が始まる前には“オリラジはすごい才能! 一緒にやりましょう”、などと言ってきたテレビマンが次々に離れていったといいます。当時のオリラジの番組は、数字の面でなかなか軌道に乗らなかったため、仕方がない面もあるでしょうが、テレビマンは最初、甘い言葉で近寄ってくる。しかし、一度“ダメだ”と見切りをつけられたら、手の平を返し態度を豹変させる。

 そんな、テレビマンからの“裏切り”に遭い、天国と地獄を若くして味わったことで、テレビ業界にトラウマ、不信感があるのではと言われています。テレビでは好きなことはできない、時間の浪費が多すぎるとも語っている中田さんですが、そうした、“テレビ界は信用できない”という思いもあり、テレビから離れていったのかもしれませんね」(前出の民放キー局ディレクター)

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