■志村けんさん追悼ドラマの批判をかき消す演技力

 重岡といえば、2020年1月クールに放送された吉高由里子(32)主演のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)で、吉高の年下の彼氏役を怪演。

『知らなくていいコト』での重岡は、吉高演じる主人公と婚約していたにもかかわらず、彼女が殺人犯の娘だと知って一方的に別れを告げる。それにもかかわらず未練がタラタラで、酔って主人公の家に上がり込んで泣き言を言い始めるなど、歪んだ性格のキャラクターとして描かれた。

「ジャニーズタレントが演じる役ながら、回が進むごとにその“ヤバさ”がエスカレートし、同時に重岡自身にも大きな注目が集まりました。

 また、2016年公開の映画『溺れるナイフ』では、小松菜奈(24)、菅田将暉(27)のW出演を抜群の演技力で支え、ストーリーに彩りを加えた、とその演技が高く評価されています」(前出の制作会社関係者)

 重岡は、2020年8月の『24時間テレビ』(日本テレビ系)内のスペシャルドラマ『誰も知らない志村けん ―残してくれた最後のメッセージー』では主人公のディレクター役を好演。

「オンエア前には亡くなったばかりの志村さんを題材にすることには“時期尚早ではないか”など、批判の声も多かったんです。しかし、オンエア後には“重岡くんっていうのかなこのジャニーズのコ。セリフの間のとり方うまくない?”などと、重岡の演技力に賞賛の声が集まり、ドラマにも賞賛の声が寄せられました」(前同)

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