■ドキュメント映画や舞台も好調
また、唐田と東出の不倫騒動が白熱していた昨年3月に公開された、東出がナレーターを務めるドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』は、満席となる劇場が続出。非常に硬質なテーマながら、同世代を過ごした人々はもとより、若い世代にも多く受け入れられ、『第45回報知映画賞 特別賞』まで獲得している。
「東出は少年時代から三島作品の愛読者で、昨年9月19日の『朝日新聞デジタル』のインタビューでは、“絢爛(けんらん)豪華で、でも緻密(ちみつ)なその文体に強くひかれたように思います”としていました。その縁もあり、三島由紀夫没後50周年企画の舞台『MISHIMA2020』の1つ『憂国』パートで主演を務めた。
好感度が求められるCMは、今後しばらく厳しいかもしれませんが、役者の仕事や映画に関しては本当に順風満帆。東出が関わった映画はとにかく成功する、という法則が確立しつつあるんじゃないでしょうか」(前出の映画ライター)
今年4月には松山ケンイチ主演のボクシング映画『BLUE/ブルー』で松山のライバル役、6月には司馬遼太郎原作の時代劇映画『峠 最後のサムライ』で徳川慶喜に挑戦することが報じられている東出。仕事が途切れる気配はない。
夫としてはダメだったかもしれないが、役者としては、今後も東出昌大の勢いは続きそうだーー。