■コンプライアンスについてマジメに語る場面も

 また、爆笑問題がデビューしたのが、昭和天皇が亡くなる間際だったため、メディアの自粛ムードを経験したことや、業界でも若い頃から爆笑問題はコンプライアンスについて周囲から危惧されていたことを振り返っていたのだが、ここで安住アナも「私たちも炎上を恐れて保険をかけ始めて、それでスピード感がなくなっている」と、マジメにコンプライアンスを語る場面もあった。

 この流れで、安住アナは後輩である井上貴博アナ(36)が、住宅街でイノシシが出たニュースを報じた際のことを取り上げた。

「安住さんは、井上アナのニュース読みを再現し“突如イノシシが出たことによって日常生活を壊された皆さん、本当に心中お察しいたします。そして、野生動物を守りたい、その人たちの気持ちも尊重したい。また、イノシシもイノシシの野生動物としての一生を送ることをお祈りします”と、発言。

“イノシシのお気持ちにまで配慮するのかよ!”と出演者一同は大爆笑していました(笑)。ただ、過剰とも思える自主規制が進んでいる昨今の風潮と考えると、笑えない話かもしれませんね」(制作会社関係者)

 安住アナと『ニュースキャスター』で共演するビートたけしについて、太田が「何を言い出すか分からない」と評すると、「正論の場合が多いですけど、いま言ってはいけない正論みたいなのもあったり」「たけしさんのを、情報としてきちんと整理できない安住の技術が足りない、というお叱りもある」としつつも、「いまの放送のやり方だと、そこまで言うことが許されてないから。そこは戦わなきゃいけない」と、安住アナは深刻に語っていた。

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