14日より放送がスタートするNHK大河ドラマ『青天を衝け』に、俳優のディーン・フジオカ(40)が五代才助(友厚)役で出演することが発表された。
ディーンが五代を演じるのは、2015年下半期の連続テレビ小説『あさが来た』に続く2度目。スマートな五代像で多くの視聴者を魅了し、自らの人気と知名度を押し上げた“ハマり役”に再登板することになる。
発表から間もなく、ツイッター上では「#青天を衝け」「#五代友厚」ら関連ワードが続々とトレンド入り。NHKだからこそ実現した“粋な配役”に、ファンからは「ディーンさんの五代様にまた会えるなんて夢のよう」「そうなら良いなと思ってたので超うれしい!!」「俄然、次の大河が楽しみになった」と早くも期待の声が高まっている。
一方で複雑な思いを吐露しているのが、昨年7月に急逝した三浦春馬さん(享年30)のファンたちだ。
三浦さんは、昨年12月11日より全国の劇場で封切られ、自身の遺作となった主演映画『天外者』で同じ“五代友厚”を演じている。幕末から明治にかけての激動の時代、エネルギッシュに日本の未来を切り開いていった五代の生き様を全身全霊で体現し、ファンからは≪魂の演技≫≪三浦春馬の代表作になった≫≪何度見ても感動する≫と高い評価を受けた。
「未公開の出演作としては映画『ブレイブ‐群青戦記‐』(3月12日公開)と劇場版『太陽の子』(21年公開)の2本が残っていますが、三浦さんにとっては『天外者』が最後の主演作。メガホンを取った田中光敏監督は『第94回 キネマ旬報ベスト・テン』の読者選出日本映画監督賞に選ばれており、“これは春馬くんにもらった賞”“彼の思いがたくさんの人たちに届いた”と彼の功績を讃えています。真っすぐでひたむきな五代の人物像がどこか三浦さん自身のイメージとも重なるということもあって、さまざまな意味で、ファンにとって特別な作品&役柄になったようですね。