■ADへの暴力沙汰で異動

『クレイジージャーニー』といえば、ダウンタウン松本人志(57)、バナナマン設楽統(47)、小池栄子(40)の3人がMCを務めた人気紀行バラエティ番組だ。しかし、2019年9月に番組にヤラセがあったことが明らかになり、同月をもって終了している。

 ヤラセが指摘される1か月前の2019年8月の『週刊文春』(文藝春秋)が、鈴木アナの夫で、『クレイジージャーニー』をゼロから立ち上げて演出を担当してきたY氏が、ADに暴行を働いたことがきっかけで番組から外れ、異動していたと報じている。

 記事によると、2019年4月、TBS本社の隣にある編集スタジオで、編集作業に不手際があったとされるADの胸ぐらをつかみ、振り回した。その拍子にADが壁にぶつかり、流血するケガを負わせてしまったという。

「過去にもYさんは、アラスカロケに行ったディレクターに対し“全然(いい画が)撮れてないな!”と怒り、自腹を切らせて再撮影に行かせたりなどもしていたといいます。そういったたび重なるパワハラ行為に加えて、『週刊文春』に報じられた暴力行為が明らかになり、2019年7月付の人事で報道局に異動となったようです。

 バラエティ番組の総合演出が報道局に異動するのは、あまりない例です。また、自身の不祥事が報じられてしまった人間が報道局に行くというのには、ちょっと皮肉めいたものがありますよね」(前出の制作会社関係者)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4