■撮影初日は「大政奉還の日」という運命
「慶喜」「辞めジャニ」「超演技派」「同郷」という多くの共通項から、はからずも比較される形となってしまった草なぎ。しかし、11月24日付のWeb版『ザテレビジョン』のインタビューを見ると、それ以上に草なぎは「慶喜」を演じる宿命だったのでは、と感じずにはいられない。
「草なぎの撮影初日は10月14日。これは、慶喜を語るうえで欠かせない“大政奉還”の日なんです。しかも、大政奉還の舞台は京都の二条城ですが、草なぎら『新しい地図』は19年に『ロト6』のCM撮影を二条城で行っている。草なぎはこれらについて“縁があるのかな。慶喜さんが見守ってくれているのかもしれない。1年、頑張ります”としていました。本木とはまた違った、草なぎならではの慶喜に期待ですね」(前出の専門誌記者)
2月11日放送の『ごごナマ』(NHK)で、草なぎは自身が日本史や慶喜を「全然知らない」と明かし、
「それを武器にと言うか、掴み所がない所が何か魅力なのかなと。徳川最後の将軍という、幕府をどう終わらせるのか、そこになんか色んな苦悩とか…。人との熱いつながりがあったりとかするのではないかと思って、そこはなんか慶喜の魅力があるんじゃないかなって」
と、コメントしている。
大きすぎる背中である“モックン”こと本木雅弘。しかし、草なぎなら、あるいは越えられるかもしれないーー。