■「顔に締まりがあって、声にハリがある方が適任」
後任を巡っては、本命とされた日本サッカー協会元会長、日本バスケットボール協会前会長の川淵三郎氏(84)が有力とされたが、一転、白紙に。
「川淵さんのインタビューをテレビで見ましたけど、往年のキレがないですね。そこが気になっていたら、白紙と。やっぱりなと思いましたよ。後任は、年代関係なく、顔に締まりがあって、声にハリがある方が適任でしょう。
五輪はスポーツですから。物言ったときに迫力がある人でないとね。全世界を迎える責任者やさかい、一目も二目もおかれる人物でないといけません」
迫力では金メダル級の山根氏だが、そんな山根氏が推す後任候補はというと、
「(元ハンマー投げ選手でスポーツ庁長官の)室伏広治さんなんか、いいんじゃないですかね。橋本聖子議員は器じゃないね。昔は、“会長、会長”ってよく追いかけられましたけど(笑)」
最後に、森会長の辞任劇をこう締めた。
「小池百合子都知事と仲悪いんでしょ? 去って良かったと思っているでしょうね。小池さんにも相当イヤミを言ったんだと思いますよ。その恨みがあるんでしょうね。内心、一番喜んでいるのが、小池都知事でしょうね」
混沌の東京五輪。仕切り直しと相成るか――。