■疑惑の登山方法に愛好家から怒りの声

 浅からぬ桑子アナとタモリの関係――。写真誌デスクは、「息ピッタリの2人の掛け合いが見られた『ブラタモリ』では、ある“疑惑”が語られたこともありました。それは、桑子アナがアシスタントを務めていたときの、富士山登山回のことです」と語る。

 2015年10月10日、24日、31日の3週にわたり、『ブラタモリ』では「富士山スペシャル」と題して、タモリと桑子アナが富士登山に挑戦する模様が放送された。

 1週目には富士宮口5合目から、少しルートを外れて宝永火口と呼ばれる場所を目指す。宝永火口に向かう途中には、6合目に建つ山小屋・雲海荘で休憩を取り、ついに宝永火口にたどり着く。そして2週目には、地形マニアのタモリが宝永火口の独特の地形をたっぷり堪能する。

「そして3週目、放送はいきなり9.5合目からスタートするんです。つまり6合目から9.5合目までの間がすっ飛ばされていたんです。さらに、放送では6~9.5合目の模様が、映像でも写真でも紹介されなかった。ただ、放送の中では、“山頂を目指して頑張りましょう!”という感じだったんです。

 実は6合目より上、タモリは自分の足ではなく、登山道の脇を走る、山小屋や神社に物資を運んだり、負傷者を下山させるブルドーザーで山を登って行ったようなんです。タモリがブルドーザーで登山する様子を目撃したとつづっている一般の人のブログも確認できます。

 当時タモリは70歳ですから、それも仕方ないのでしょうが、そのことについて一切番組では触れていないんですよね」(前同)

 9.5合目以降、タモリは酸素を補給しながら山頂を目指すが、当時70歳のタモリが懸命に山頂を目指す姿に、登山者からは「タモリさん、おめでとう!」という声がかかる。

「これに、一部の富士山登山愛好家が憤っているんですよね。タモリの年齢で5合目からガチンコで登ることは大変で、番組でそれをやれということではありません。あたかも自らの足で全部登ったかのような演出になっているのが、腑に落ちない、納得いかないという人がいるんです」(同)

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