■舞台終わり、ビクビクしながら直撃すると……
本サイト記者が、ライブ終わりの氏原を直撃すると、
「まず、マネージャーからライブが終わったあとに5分くれって言われたけど、なんなんだお前ら! 初見か! 帰れ!!」と、ブチギレ!
しかし、めげずにライブの感想を聞くと、
「いや~とにかく、このスタイルでのライブが成立してよかったっすよね。客がいる状態で成立するのかなと、どうなるのかと思ったけど、でもなんとかイケたかなと」
と、ホッとした表情を浮かべた。
しかし、記者が質問を続けると、氏原は再び眉間にシワを寄せて、「初見なのに質問なげーわ! 出てけ!!」と言いながらも、こう続ける。
「TikTokを始めたきっかけは、コロナ禍でお笑いライブができなくなったからなんですけど、始める前にまずTikTokを一通り見て、お笑いのプロがいなかったので“イケるな”って思ったんです」
そんな氏原の読み通り、見事TikTokはバズリ、今回、生配信ライブを成功させるまでに至ったのだ。
「今の目標は、1年後の武道館でのライブです。今日と同じような生配信ライブを、武道館に観客を入れてやりたい。まあイケるんじゃないっすかね。ライバル? あえて言うなら、”打倒ビートルズ!”ですかね。俺、小さい頃から母親に褒められた記憶がなくて、何をやっても俺のことを認めない親なんですけど、母親が好きなビートルズが踏んだ大舞台でライブを成功させれば、俺のことを認めてくれるのかなって思ってるんで……」
氏原が母親への想いを熱く語る楽屋の端では、ライブ中に客席の最後尾で氏原を見守っていた先輩芸人トム・ブラウンの布川ひろきが、高らかに手を打ちながら、「優勝!」と謎の賛美を送る。
「優勝ってなんだよ、マジで!」
とキレながら笑う氏原。
しかし、記者が「今日は、馬のような疾走感とカマキリのようなキレのあるツッコミ、そして柿の種のついた一張羅のシャツが格好良かったです」とお世辞を言うと、
「スパチャのイジリしてくんじゃねぇーよ!! 質問は2000円払ってからにしろ! 出てけ!!!」
とついに本気でブチギレた氏原。記者は逃げるように退散した。
キレッキレのキレ芸の面白さに加え人間くささも併せ持つ氏原。それが、つい高額スパチャを送りたくなる所以なのかもしれない。今年、大活躍しそうな“ブチギレ氏原”。1年後、武道館までたどり着けるか!?