■人気が一転して地に落ちていた『100日後に死んだワニ』

「神木をはじめとする超豪華な声優陣に期待されるのは、汚名返上でしょうね。『100日後に死ぬワニ』は19年12月12日に第1話をツイッターに投稿後、毎日更新され続け、徐々に口コミから社会現象となるほどの人気を獲得しました。タイトル通り主人公のワニが死ぬまでの100日間の何気ない日常を描いた作品です。ポップな絵柄や、日常を楽し気に過ごすほのぼの感に反して、“死まであと○○日”というカウントダウンが視聴者を引きつけて話さなかった。連載中は、大好評だったんですが……」(専門誌記者)

 問題は連載終了後だった。終了からほどなくして書籍化、映画化、グッズ展開が発表されたほか、大手広告会社「電通」の名が関連サイトにあったことから「仕組まれたブームだった」「これまでのはステマだったのか」「最初からビジネスありきかよ」と大炎上。一転して評判は地に落ちてしまったのだ。

「電通が当初から関わっていたということは、きくち氏が明確に否定しましたが、露骨にお金の匂いを出したのがまずかったのかもしれません。配信予定だったゲームアプリも、“夏から秋のリリース予定だったそうですが、トラブルで頓挫。開発会社が手を引いてしまった”と昨年1月5・12日号の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じています。

 今回発表された映画の素晴らしいキャストで、これまでの悪評を覆せる出来ならいいのですが……」(前同)

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