■神木と中村は演技経験豊富
神木は１６年に『君の名は。』に主演して、声優アワード新人賞を受賞しているが、それ以外も声優経験が非常に豊富。スタジオジブリの宮崎駿監督も、０１年の『千と千尋の神隠し』の坊で神木を気に入ったのか、０４年の『ハウルの動く城』や１０年の『借りぐらしのアリエッティ』でも起用。細田守監督の『サマーウォーズ』の主演としても有名だ。
「中村は１９年にディズニー映画の実写版『アラジン』で主人公・アラジンを演じています。同年１０月の『ＭｏｖｉｅＮＥＸ発売記念スペシャル・トークショー』で声優界のレジェンド・山寺宏一（５９）に“歌い方がセクシー”と評され、共演の北村一輝のモノマネを披露する中村を“物まねうまいね。いけるよ”と絶賛されていました。
しかも、実は中村はブレイクする前の０６年と１１年の２度、ゲームの声優をしたことがあるんです。つまり、３度もナレーション業以外で声優経験がある。今回も、いい演技をしてくれると思います。演じるネズミは、中村の優しげな声がよく似合うキャラですからね」（前出の専門誌記者）
中村は昨年、『美食探偵明智五郎』（日本テレビ系）と『この恋あたためますか』（ＴＢＳ系）、映画『サイレント・トーキョー』と話題作に立て続けに出演し、いずれもその演技力が絶賛されている。今年もすでに、『ファーストラブ』や『騙し絵の牙』といった話題作に登場しており、『ワニ』の演技も期待される。
