■監督は鈴木保奈美の大ファン

「鈴木は、日本の検事総長で妻夫木の母親を演じているようです。監督と脚本を担当するチェン・スーチェン氏は91年の『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)を観て以来、鈴木の大ファンで“いつか『東北ラブストーリー』を制作したい”と、1月14日に北京で行われた新春イベントで話していました。

 ちなみに、“東北”とは日本の『東北地方』ではなく、中国の『中国東北部』のことだと思われます。チェン氏の故郷は、東北部の遼寧省ですからね」(前出の映画ライター)

 日本でも大人気だった『東京ラブストーリー』だが、実は中国でも『東京愛情故事』というタイトルで95年前後に放送されており、大人気の作品となっている。当然、主人公の赤名リカを演じた鈴木も中国では知名度が高い。今年2月12日の『ヨミドクター』(読売新聞の医療・健康・介護サイト)のインタビュー記事で鈴木は、

《少し前に、中国・北京に行ったときに、現地でも「赤名リカが好きでした」と言ってくださる人にたくさん会いました。取材にいらした記者さんが、私の顔を見て泣き出したこともあって、「えーっ」と驚いたんです。》

 と答えている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3