■『水色アルタイル』初日開演レポート

 コロナ禍で高校3年生を迎えた主人公・るなの夢はアイドル。高校卒業までの挑戦だと覚悟を決めてオーディションに挑むも、受かったオーディションの二次審査が昨今の時勢により中止になってしまう。

 そんな中、最後の文化祭に有志の舞台の募集を聞き、親友からの助言でアイドルの夢を諦めずに舞台に立つことを決意したるなは、有志の舞台に立つ最低人数「5人」というハードルを突破するためにクラスメイトたちに声をかけるが……。

 真っ直ぐなるなの想いによって、少女一人ひとりが変わっていく様子を描いた青春劇です。少女たちがそれぞれの悩みに打ち勝ちながら一つの目標に向かって進んでいく様子は、「まっすぐ過ぎて涙が止まらない」「お世辞抜きで素晴らしい」と感動の声を呼んだ。

 反省会では、演出を担当した田島芽瑠とプロデューサーの坂口理子馬場彩華が登場した。田島は「アングルの向きや役者に指示をした細かい部分が、コメント欄で気づいてもらえて嬉しかった」と高揚感を持って話し、馬場は「みんな本当に頑張っていたことに、たくさんの方に気づけてもらえて嬉しい」と涙ながらに話した。坂口は「作品でも絆が生まれたけど、裏でも絆が生まれた。本当に画面に写っている素材を一から作ったので、何回も見て欲しい」と呼びかけた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4