■岡田健史は2021年の最ブレイク候補
特に岡田健史は、このドラマで逸材と確信できた。2018年『中学聖日記』(TBS系)でデビューしたときは、教師と生徒の禁断の恋、というストーリーで「リスキーな役でデビューしたなあ」というイメージが強かった。ところが、『MIU404』(TBS系)の九重役で「よくまあこんな伸び伸びと育って!」とうれしくなり、そして今この『ウチカレ』で伸び伸びどころか今後、日本を代表する器だったとびっくりしている。
最初こそカンノちゃん目当てで見始めたこのドラマだが、ここ数回は、岡田くんにロックオン。彼の等身大の大学生ライフを見守る気分で見ている。彼が浜辺美波に寄り添うシーンは、枕を抱きながら体の横揺れが止まらない。このこそばゆさ、甘酸っぱさをもたらす彼はすごい!
ということで、今後、どれだけスットコな展開があろうとも、彼が出る限り見続ける。役名通り、『ウチカレ』の“光”となった岡田健史、お見事。(田中稲)