■三浦さんがどうしてもやりたい舞台だった

「全員が一貫して、“三浦さんは誠実でマジメで、情熱のある人だった”という旨のコメントをしています。日本の業界内でも“真面目すぎるくらい真面目”“とにかくストイック”といわれていた三浦さんでしたが、ミュージカル業界では世界一ともいえるブロードウェイの関係者にも、三浦さんの誠実さは伝わっていたようですね……」(女性誌記者)

 三浦さん本人にとっても非常に思い入れの強い舞台だったようで、18年11月13日号の『週刊女性』(主婦と生活社)のインタビューでは、

「13年にブロードウェイで『キンキー・ブーツ』を見させていただき、“日本で公演するようなチャンスがあるんだったら、オーディションを受けてローラ役をぜひ勝ち取りたいって思ったんです。そこから本当に経験することができて、素晴らしい力を持った作品なので上演したときのお客様の反応がすこぶるよかったから忘れられないですね」

 としたうえ、当時19年に控えていた『キンキーブーツ』の再演と主演舞台だった『罪と罰』について、

「初演が幕を閉じた瞬間から、再演するつもりでいましたからね。その思いはずっと心にあったので、レベルの上がった個人のポテンシャルを披露できるように頑張っていくつもりですし、もうすでに自信はあります。だって引き続き歌は練習してますもん(笑)。その前に、まずは『罪と罰』の準備にかからないと」

 と語っていた。

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