元乃木坂46中田花奈
※画像は『「バフェットの投資術」を学んだら、生き方まで変わった話。』より

 2020年10月に乃木坂46を卒業後、麻雀や投資といったコアな趣味で脚光を浴びている中田花奈。アイドル時代にはアンダーを多く経験していながらも、中田はグループに大きな爪痕を残してきた。今回は彼女が切り開いてきた独自のアイドル像を振り返ってみたい。

 2011年に1期生として乃木坂46に加入した中田は、デビューシングル『ぐるぐるカーテン』では3列目のポジションだったものの、2ndシングル『おいでシャンプー』でフロントメンバーを経験するなど、結成当初は乃木坂46の選抜常連メンバーとして活躍。7thシングル『バレッタ』以降、アンダーメンバーとしての活動も多くなっていったが、持ち前のダンス力の高さとバラエティにおける自虐キャラ、麻雀好きという独自のポジション確立し、選抜メンバーに勝るとも劣らない存在感を有していたことで人気を集めた。

『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)でダンス七福神に選ばれるなど当初から高いダンスパフォーマンスを見せつけていた中田。グループ内外からも彼女のダンスパフォーマンスに対する評価は高く、2018年にリリースされた21stシングル『ジコチューで行こう』のアンダー楽曲「三角の空き地」ではセンターを務め、同年開催されたアンダーライブでも座長としてメンバーをパフォーマンス面から牽引する姿が見られた。特に日本レコード大賞を受賞した『インフルエンサー』のパフォーマンスで、卒業した伊藤万理華の代わりに裏センターに抜擢された中田のダンスは強烈な印象を残した。

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