■番組開始以来、低空飛行が続く『VS魂』

 多くの宣伝が打たれて注目を集めるため、“ご祝儀的”な数字になるはずの『VS魂』の初回3時間生放送スペシャルだったが、蓋を開けてみると平均世帯視聴率は9.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とまさかの1桁台。

 1月14日と21日の放送は体調不良の相葉に代わって、二宮和也(37)と関ジャニ∞村上信五(39)が代打として出演したものの、14日の世帯視聴率も9.1%と1桁台、村上の出演回に至っては6.4%という壊滅的な数字を記録してしまっている。

 1月28日の放送でも世帯が8.7%、個人は5.0%。2月4日も世帯は8.0%、個人視聴率4.8%と、番組開始から1か月にわたって低空飛行が続いている。

「直近の2月18日の放送も世帯6.6%、個人4%と、再び6%台と深刻な低視聴率をたたき出してしまっています。昨年まで『VS嵐』は世帯で11%くらいとっていました。『VS嵐』を見ていた視聴者が、どんどん他局の番組に流れて行ってしまっているのは明白ですよね。ただ、キャプテンの相葉だけを責めることはできません。

 2019年1月、嵐が2020年末での活動休止を発表して以降、5人がそろう姿が見られる『VS嵐』も“活休バブル”の恩恵を受けて視聴率は上々でした。バラエティ番組の関係者間で言われているのは、この間に、制作陣は『VS魂』での魅力的なゲームや演出案を考えておくべきだったということ。

 しかし、当時の状況に胡坐をかいたまま、出演メンバーが変わっただけで、番組の見え方が刷新されることなく新番組がスタートしてしまい、現在の番組の不振を招いてしまったと言われています」(前出の制作会社関係者)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5