■「硫酸」と「アラブ」というトラウマ

 松本は、一時期芸能活動を休止した理由を「普通の高校生として生活が送りたかった」としたが「戻れなかった」としたうえで、通学中に硫酸をかけられる嫌がらせ行為も受けたことを明かし、共演者を驚かせた。この件について松本は「これまで頑張って応援してきたのに、突然やめていなくなったから、そこの怒りか、なんかなんですかねぇ……」と振り返っていた。

 改名後も04年には上戸彩(35)主演の『エースをねらえ!』(テレビ朝日系)で、その優雅さと高い実力から“お蝶夫人”の異名を持つライバル・竜崎麗香を演じたりと、安定した人気を誇っていた松本だったが、その後汚い世界を見てしまったという。

「先述の『夢なら醒めないで』で、松本は“アラブの王族がいるんだけど、その王族からの指名だから来て”とクラブに呼び出されたうえ、“莉緒ちゃん、あの一番端っこの人が一番お金持っているから、あとはよろしくね”と、枕営業じみた誘いがあったことを明かし、“こんなことまでして仕事をもらわなきゃいけないのか”“精神崩壊しました”と参ってしまったことを明かしました」(前出の女性誌記者)

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