■「マネージャーの電話もこれで最後か」

 12月31日、ライブ会場の東京ドームに事務所車で向かう大野は「1個1個考えてはいるんだけどね」と切り出し、「ちゃんと目覚ましかけて起きるのも、これが最後かとかさ。マネージャーの電話もこれで最後かとか、思ってはいるんだけどね。しっくりこないんだよね、やっぱ」と語る。

 そして「全部、最後になってくるのは感じてはいるんだけどね、なんか。ちゃんと自分の気持ちとハマッてるかっていったら、ハマり切れていない」とし、「現実的じゃない、まだ実感っていうか、現実と思ってないんだろうね。だからハマんないんだろうね(笑)」と、ラストライブや活動休止に対して、まだ実感がないと吐露したのだ。

「ドキュメンタリーの最後にはメンバーそれぞれのグループに対する一言が流れるのですが、そこでも大野のセリフは“どういう形でもいいから最後まで笑顔で、笑顔でいよう”というものが使われているんです。最終話で大野は5回も“最後”と言っているわけです。

 嵐は解散するわけではなく、活動休止に入ったわけですが、ドキュメンタリーの最終話を見るに、大野は自分の芸能活動は“これが最後”だと決意を固めているようにも思えてしまうんです。ドキュメンタリーの冒頭には“そんな5人の最後の記録”というテロップも入りますからね……。

 メンバーも、ドキュメンタリーの制作陣もそれを受け入れているような構成になっている。全員が“5人じゃなければ嵐じゃない”と考えているわけですから、大野の思いを尊重して、東京五輪の舞台での再集結を固辞する可能性もありそうですよね」(前出の女性誌ライター)

 活動休止から2か月、大野は今、何を思っているのだろうか――?

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