吉沢亮NHK大河『青天を衝け』ジリ貧視聴率で蘇る『花燃ゆ』悲劇と悪夢の法則の画像
吉沢亮

 俳優の吉沢亮(27)主演のNHK大河ドラマ青天を衝け』の第4回「栄一、怒る」が3月7日に放送され、平均世帯視聴率が15.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)だったことが分かった。

 同ドラマは“日本資本主義の父”と呼ばれる渋沢栄一が主人公。7日放送の回は、父の名代として役人から多額の御用金を申し渡された栄一(吉沢亮)が、その理不尽さに“この世は何かがおかしい”と感じ始める。また、黒船の再来航で幕府は混乱して……という展開だった。

 同ドラマの初回視聴率は20.0%を記録し、13年放送の『八重の桜』の21.4%以来、8年ぶりに20%の大台に乗る好スタートだった。しかし、週を追うごとに視聴率がジリジリと下がり続け、今回は第3回の16.7%から1.2ポイントのダウンとなっている。

 イケメンキャストへの期待値の高さがウソのような、同ドラマの不調の要因を探っていくと、登場人物が多さが原因のようだ。それぞれの顔見せエピソードが続き、話がなかなか進まない地味な展開が続いているのだ。栄一が暮らす武蔵国・血洗島村の人々に加え、第15代将軍となる一橋慶喜(草なぎ剛/46)を中心にした幕臣など、人物紹介で多くの尺を使ってしまったため、視聴者から飽きられてしまったのかもしれない。

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