漫画アクションで連載していたボートレース漫画『なみじょ!!!!!!』が、さらにパワーアップして日刊大衆で連載開始! 新タイトルもそのまんま「なみじょ」。巷からは「ビックリマークが取れただけなんじゃないのか?」と、疑惑の目を向けられていますが、もちろんそれだけではありません。そこには等身大の女子ボートレーサー・美波(みなみ)の汗と涙と笑いが描かれています。この漫画を読めば、気づかぬうちにボートレースの知識が高まる上にボートレースが好きになること間違いなし。Twitter(https://twitter.com/namijo373)では実際のレースの予想もしているので、登録もよろしくお願いします!
さて、それでは今回のボートレースこぼれ話をいたしましょう。
ボートレースの新聞や情報誌などには選手の級別(A1級など)や所属する支部(埼玉支部など)のほかにも選手個人の様々な情報が載せられています。これまでの戦績はもちろんのこと、ボートレーサー養成所の何期生で今現在何歳で、体重は何キロということまで細かく記載されています。
世間一般的なマナーである「女性に年齢や体重を聞いてはいけない」という常識は、ボートレースにおいては通用しないということを意味しています。
体重はレース期間中は毎日測って公開されるので、体重の増減があると「何かあったのか?」と、ファンから心配されることも。
ちなみに当の女子レーサーはというと、自分の年齢や体重を公開されることを、まったく気にしてません。それは選手の年齢や体重が舟券購入の際の貴重なデータであることを理解しているからです。
特に、選手の体重に関する情報はかなり重要。なぜなら、性能が同じボートとモーターを使うなら当然、体重が軽いほうが圧倒的に有利だからです。
だからといって、減量しすぎても最低体重制限が設けられているので、レースの際に重量調整というペナルティを課せられます。重りの入ったベストを着用したり、艇に重りをつけたりされます。
これが意外と体の自由を抑制するので選手には不人気。レーサーの中には「いつもの調子が出なくなる」と嘆く者もいるくらいです。
では、逆に体重が重くなってしまった人はどうなのかというと、こちらは特にペナルティはありません。ただし、ファンからはダメ出しを食らいますし、そもそも勝てる可能性が低くなります。
いつもと変わらぬベストな体重を維持するのも、ボートレーサーの大切な素養なのです。