オヤツを食べて12キロ痩せる!「1日6食ダイエット」って何だ?の画像
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 コロナ禍による運動不足で増えてしまった腹回りの肉。ムリせずに落とす方法は? 食の専門家に聞いてみた!

 自粛生活で肥えたお腹を指でつまみ、思わず漏れるため息。「ダイエットでもするか……」と思いつつ、ラーメンは食べたいし、食事制限なんて3日坊主で終わってしまう。そんな読者諸兄に朗報だ。

「ランチにラーメン食べてもいいし、1日に食べる食事の量を変える必要はありません。さらに、オヤツなど間食もオーケーです」

 こんな夢のようなダイエット法を提唱するのは、東京都中野区のファミリークッキングスクール代表で、料理研究家の浜内千波氏だ。浜内氏は『間食しても必ず痩せる1日6食ダイエット』(マガジンハウス)などの著書で提唱した「1日3食の習慣を6回に分けるだけ」というダイエット法のパイオニアである(以下、発言は浜内氏)。

「大相撲の力士を想像してください。あの人たちは朝稽古したあと、ガッツリ食べて昼寝をして、また、夜にガッツリ食べるという1日2食のスタイルです。空腹時に一気に食べると血糖値が急上昇し、脂肪をため込む働きのあるインシュリンの活動が活発になって、皮下脂肪がたまりやすくなります」

 力士はこうして大きな体を作るわけだが、それとはまさに逆の発想なのが、1日に食べる量は減らさず、一度に食べる量を調整する“1日6食ダイエット”なのだ。

「食事を分けて食べると、血糖値の急上昇を抑えることができるので、体が脂肪をため込むことを防いでくれます。つまり、同じカロリー摂取量でも太りにくくなるんです。そのために重要なのは胃に余裕を残すこと。つまり胃に強い空腹感を与えないという方法です」

 なるほど。1日3食だと次の食事まで時間がかかるので胃が空っぽになりやすい。たとえば、朝寝坊してしまい、トーストを一口かじって出勤したら、ランチの時間にはおなかが空っぽ。「さあ、腹一杯食べるぞ!」と一気に食べてしまうと、血糖値が急上昇する。

 そうした食習慣を改め、脂肪をため込みにくい体を作るというのが、このダイエット法の要点なのだ。

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