■どうしても不起訴が欲しかった理由

 伊藤が破格の示談金を提示してても、早く不起訴が欲しかったのは、高額な“違約金”のためだという。

「伊藤は超売れっ子でしたから、事件前にCMは14本、1月3日と4日に放送された木村拓哉さん(48)主演の『教場Ⅱ』(フジテレビ系)にも出演するはずで、多くの仕事を抱えていました。

 しかし、事件によってCMは全部打ち切り、『教場Ⅱ』は出演シーンの収録は終わっていたものの、再撮影で彼の出演は消滅。事件のせいでなくなった仕事の違約金は、とんでもない額になっているとの話ですよね」(前出の芸能プロ関係者)

 3月26日付のWEB版『サンケイスポーツ』によると、伊藤サイドはCMの企業やテレビ局、舞台関係者から総額約7億5000万円の損害賠償を求められていると伝えている。

「芸能人が不祥事を起こした際は、よく高額な違約金のことも報じられますが、7億5000万円とはなかなか聞かない額ですよね。2019年に違法薬物で逮捕された沢尻エリカ(34)が5億円、2020年に唐田えりか(23)との3年不倫が発覚した東出昌大(33)が2億円と報じられました。

 とても伊藤1人だけでは払い切れる額ではないので、所属事務所が違約金を立て替えることになったといいます。ただ、当然ですが、立て替えてもらう以上、伊藤は事務所に返済を続けなければなりません」(前同)

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