テレビCMでもすっかりお馴染みになった光景ではありますが、今年も様々な夢と希望を胸に抱いた若者がボートレーサー養成所へ入所します。
ここから1年間、訓練生たちは厳しくも充実した日々を過ごすわけですが、漫画にもあるように養成所内は携帯電話の持ち込みが禁止されています。
では、どうやって外の人々と連絡を取るかというと、なんと公衆電話と手紙のみ。ここまで外部との通信手段が遮断されれば、遊びたい盛りの訓練生も否応なく訓練に没頭することができるわけです。
そもそも、訓練生の1日はかなりのタイトスケジュール。朝6時に起床してから夜10時に消灯するまで暇な時間はほとんどありません。おまけに、日中は厳しい訓練に絶えず緊張感を保ち続けなければなりませんから、毎日ヘトヘトになります。それゆえ、ボート以外のことなど気にしている場合ではないのです。
ちなみに、1年間の訓練が修了した退所式の際には、見違えるように立派になった息子や娘の姿に感動して涙を流す父兄の方も少なからずいらっしゃいます。そういった意味では、ボートレーサー養成所は単なるプロレーサー養成機関というだけでなく「人間性を養う場所」とも言えるのです。
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