高級ブランド米にも負けない!プロ厳選「安くて本当にうまい米」マル得リストの画像
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 家で食事する機会が増えたので、うまいごはんが食べたい……そんな人に、耳寄り情報が。「米の食味ランキング」のことだ。米を、外観や味など6項目で5段階で格づけしたもので、日本穀物検定協会が毎年発表している。

 最新の2020年産では、長崎県産『なつほのか』、愛知県産『ミネアサヒ』など、6つの産地・銘柄が、新たに最高ランクの「特A」を獲得。特A米は53銘柄と、3年連続で50を超えた。

「しかも、今年は新型コロナの影響で、全体的に値段が下がっているので、おいしいお米を安く買えるチャンスなんです!」

 こう語るのは、“5ツ星お米マイスター”の資格を持つ、澁谷梨絵氏。

 ランキングを参考に、気になった銘柄を食べてみたいところだが、魚沼産コシヒカリなどの高級ブランド米は、5キロで4000円近くするものも。本誌記者には手が出ない。そこで記者は、自ら米屋を営み、全国200か所以上の田んぼに足を運んできた澁谷氏に、安く買えて、高級ブランド米にも負けない「本当にうまいお米」を選んでもらうことにした。

 それならばとすすめてくれたのは、山形県で生産される『雪若丸』だ。

「粒立ちがしっかりして、噛むと弾力を感じられる、“お米らしいお米”です。カレーライスに使ってもお米の存在感があって、カレーの味に負けません。“丼もの”が好きな男性ファンに、根強い人気の銘柄です」(澁谷氏=以下同)

 また、『にこまる』も甲乙つけ難いという。静岡、高知など、5産地すべてが特Aランク。最近の猛暑にも負けない「高温耐性品種」として、大注目の銘柄だ。

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