志村ファミリーにして元・アイドリング!!!後藤郁が語る「神様」志村けんと仕事できた誇りの画像
志村けん

 みんな大好き志村けん氏。今回、本誌では「女性」という観点から氏を検証。といっても、下衆雑誌と一線を画す我々、スキャンダルな下半身ネタには目もくれず、「ネタにおける女性の役割」にのみ着目。そこから見えてきたものとは?

 母親の影響で物心付いた時から『全員集合』を観ていて、姉とヒゲダンスを踊ったり、テレビの画面に向かって「志村後ろ!」と叫んでいたんです。芸能界のことがよく分からないままアイドルになったけど、私にとっての“神様”である志村さんと「いつかご一緒できたら…」と夢見ていました。

 だから、なんの番組のオーディションか知らずに入った部屋に“神様”がいた時は震えました。特技として「ノミのサーカス」のノミの名前を“けんちゃん”にアレンジして披露したら、志村さんは微笑みながら「チャップリンの『ライムライト』でしょ」と言ってくださって。『志村だヨ!』に出演できることになったんです。『アイドリング!!!』で素の自分をさらけ出すことができるようになっていたことも大きかったと思います。

 志村さんの中で映像がすべて見えているので、リハーサルでもどかしそうにしている姿が印象に残っています。ただ、イメージと違っても厳しく指摘することはなくて、私にも基本的には褒めてくれました。ボソッと「いまのよかったよ」と言って通りすぎていくんです。アドリブで何回も被せたら志村さんにハリセンで3回叩いてもらった時は心の中でガッツポーズをしました。

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