■終了した『グッとラック!』の視聴率は『ラヴィット!​​』の倍

『ラヴィット!』の前身番組である『グッとラック!』の、放送終了5日前の3月22日放送回の視聴率は、世帯3.5%、個人1.8%だった。

 前出の制作会社関係者は話す。

「『グッとラック!』は、『ラヴィット!』の倍の視聴率を取っていたということですよね。ちなみに、3月22日放送の『ひるおび!』は世帯5.6%、個人1.8%で同時間帯トップだったんです。こうしてみると、現在の『ひるおび!』の不調は、『ラヴィット!』放送時に視聴者がTBSから離れてしまうことが、やはり大きく影響していそうです。

 今、関係者の間で言われているのは、『グッとラック!』を見ていたワイドショー好きのシニア層が若い視聴者を狙った情報バラエティ番組『ラヴィット!』を避けて、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』を見るようになったのではないか、ということ。

 実際、『モーニングショー』は以前にも増して数字が伸びてきていて、世帯では10%を超えて同時間帯では断トツのトップ。さらに『グッとラック!』から『モーニングショー』に流れてきたシニア層が、テレビ朝日にチャンネルを合わせたまま『ワイドスクランブル』がスタートし、同番組の数字も伸びてきている、という状況です」

 そして、『ひるおび!』については、以前から今秋の改編期での打ち切りもささやかれていた。

「基本的には、今秋の終了方向で話は進んでいるといいますね。ただ、現在は、緊急事態の『ラヴィット!』のテコ入れ、リニューアルが最優先。TBS局内では“『ひるおび!』どころじゃない!”となっているようで、それで『ひるおび!』が延命する可能性もあるようです。

 しかし、『ラヴィット!』の大爆死のせいで、世帯視聴率はそこまで悪くなかった『ひるおび!』も死に体になってしまっていると言えるでしょうね」(芸能プロ関係者)

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